睡眠障害とは
睡眠について何かしら問題があり、それによって日常生活に支障をきたしている状態が睡眠障害です。
その種類としては、不眠症、過眠症、睡眠時随伴症、睡眠関連運動障害(レストレスレッグス症候群、周期性四肢運動障害)、睡眠時無呼吸症候群等があります。
上記で挙げた睡眠障害の中で、患者数が最も多いのが不眠症です。
また、うつ病など心の病気に罹患している方は、不眠の症状を訴えることがよくあります。
ここでは主に不眠症について説明していきます。
不眠症
寝つきが悪い、眠りが浅い、途中で目が覚める、予定より早く目が覚めて起床時間まで眠れなかったなど、十分な睡眠がとれないことで日常生活に支障をきたしている状態を不眠症と言います。
ちなみに診断をつけるにあたって、睡眠時間が基準となることはありません。
そのため、1日8時間以上眠っている方でも不眠を訴えていれば不眠症と診断されることもあります。
また1日3時間程度の睡眠であってもご自身が問題ないとされていれば、それに該当することはないです。
治療について
不眠症を治療する場合、薬物を用いる場合(薬物療法)と日頃の生活習慣を見直す方法の2つがあります。
治療にあたっては、不眠の原因をしっかり特定し、それを取り除くようにします。
また生活習慣の改善に関しては、夕方の時間帯あたりに適度の運動をする、主に朝の時間帯に太陽の光を浴びる、上手く気分転換をはかる(リラックスできる時間をつくる)、寝室を快適にするなどしていきます。